CQ出版社のdsPICボードを使い、CW用のオーディオフィルタを作ってみました。
DSPでフィルタを作る場合、FIRフィルタかIIRフィルタの、どちらかを選ぶことになるとおもいます。
最初は、位相などの関係で、FIRフィルタを実装しようとしたのですが、CWの帯域を満たすフィルタを作るには、dsPIC30F2012ではメモリ不足・・・。
dsPIC30F2012では、128タップくらいが限度のようですが、CW用のフィルタとして計算したら、400タップくらい必要でしたからね・・・全然足りません。
そこで、IIRフィルタを実装してみました。
フィルタの「切れ」から、4次のチェビシェフフィルタを選んでいます(とりあえず、リプルは無視(汗))
で、フィルタを実装して、特性を測った結果がこれ。
横軸1目盛りが500Hzです(0Hz~5kHz)。赤が入力信号、青が出力信号です。
800Hz±50Hzを通過するフィルタを作ったので、予定通りのフィルタができています。
さすがデジタル処理・・・。
無線機につなげて、実際の交信を聞いてみました。
黄色いボタンを押すと、フィルタをスルーするように作ってあります。
聞いてみた感想ですが、ん~・・・効果はあるのですが、なんか聞きにくい感じがする。
通過帯域幅が100Hzは狭すぎる?
無線機のチューニングも難しかったし(笑)
何段階かフィルタを選択できるようにした方がよいかな?
あと、フィルタの種類も考える必要がありそうですね。
CW用のフィルタって、奥が深いですねぇ・・・。
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無題
こんにちは。
DSPはあまり良くないようですね。SSBだと気にならないのに、CWだと気になってしまいます。
LCで作ったフィルターの方が音が良いのはおもしろいですね。フィルター1つでも奥が深いです。
DSPはあまり良くないようですね。SSBだと気にならないのに、CWだと気になってしまいます。
LCで作ったフィルターの方が音が良いのはおもしろいですね。フィルター1つでも奥が深いです。
Re:無題
こんにちは。コメントありがとうございます。
今回は、ちょっと極端な特性のフィルタを作ってしまったので、次回は、もう少し通過帯域幅の広いフィルタを作ってみようと思っています。
(RIGに取り付けているフィルタは500Hzなので、一度、それと比べてみます)
あと、FCZ研究所さんのCWフィルタは、HPFとLPFを組み合わせて作っているようなので、同じような物を、DSPで組んでみるのも面白いかな・・・と思っています。
それに、サンプリング周波数が28.8kHzなので、DSP通過後の信号に、アナログのLPFを通してみたい・・・。
いろいろ思いが巡ります。
今回は、ちょっと極端な特性のフィルタを作ってしまったので、次回は、もう少し通過帯域幅の広いフィルタを作ってみようと思っています。
(RIGに取り付けているフィルタは500Hzなので、一度、それと比べてみます)
あと、FCZ研究所さんのCWフィルタは、HPFとLPFを組み合わせて作っているようなので、同じような物を、DSPで組んでみるのも面白いかな・・・と思っています。
それに、サンプリング周波数が28.8kHzなので、DSP通過後の信号に、アナログのLPFを通してみたい・・・。
いろいろ思いが巡ります。
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性別:
男性
自己紹介:
埼玉県日高市(JCC1342)在住
常置場所・出身地は静岡県富士宮市(JCC1807)
1987年6月30日開局
一応、第一級アマチュア無線技士・第二級陸上無線技術士です
GL:PM95QV
A1 CLUB#1048
JARL QRP CLUB#864
FISTS#15065
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