以前から、ベランダにHF帯用モービルホイップアンテナを設置して、7MHz帯を運用しています。
ただ、SWRが3くらいだったので、アンテナチューナを入れて運用していました。
で、SWRを下げるべく、いろいろ挑戦した結果、かなりSWRを下げることができました。
以前は、こんな風に、モービルホイップのグランド側にアース代わりの線材を接続し、ベランダに這わせていました(カウンターポイズのつもり)
コネクタ直近に編組線をつなぎ、途中でアース線に接続しています。
で、調整をしている最中、編組線と線材を外したところ、劇的にSWRが下がったのです。
「ん!なんだ?」と思いながら調べたら、アンテナ基台を取り付けている突っ張り棒と線材を、容量結合させるとSWRが下がるようでした。
こんな風に、線材2本を突っ張り棒のパイプに這わせています。
線材の先は、ベランダに広げています。
こんな感じ。反対側にも広げてあります。
容量結合なので、線材の先はどこにもつながっていません・・・。
モービルホイップのグランド側は、アンテナ基台経由で、突っ張り棒につながっているのでしょう。
アンテナ基台と突っ張り棒は、こんな感じでつないでいます。
これでSWRが下がるのだから、不思議です。
だからといって、線材を外したり、パイプと線材を直流的に結合すると、SWRが悪くなるのよね・・・。
モービルホイップのグランド側に直接線材をつなげるのと、突っ張り棒のパイプに容量結合させるのと、何が違うんでしょうね?
アースループにでもなっちゃうのかな・・・。
CW帯でSWRが下がるようにした結果が、これ。
7.009MHzでSWRが1.4くらい。
で、以前読んだCQ誌(別冊CQだったかな?記事を失念)に、「パッチンコアを入れると、アンテナ部と同軸部を切り分ける意味がある」という記事があったので、試してみました。
自宅にあった5個を入れてみた。
そうすると、なんと!SWRが1.1まで下がるではないですか!
7.011MHzでSWRが1.1くらい。
パッチンコアだけで、これだけ効果があるのか・・・。
HF帯のアンテナで、ここまでSWRを詰めたのは初めてだったので、ちょっと感激してしまいました(笑)
バンド内のSWRを測定した結果が、これ。
モービルホイップという超短縮アンテナなので、帯域は狭いです。
CW帯で最良になるように調整したので、SSB帯は使い物になりません・・・。
で、今日は、「2010年長崎県コンテスト」や「和歌山コンテスト」が開催されているので、さっそく、調整したアンテナで7MHz帯を聞いてみました。
が・・・コンテスト参加局が聞こえない(汗)
長崎・和歌山だと、場所的に聞くのが難しそうです。
バンド内で聞こえる局を聞いていると、以前より信号が浮き上がってくる感じがします。
ベースノイズが減ったのかな?
これで、4月24日~25日のALL JAコンテストに参加したら、違いがわかるかな?
コンテストが楽しみになってきましたよ・・・。
常置場所・出身地は静岡県富士宮市(JCC1807)
1987年6月30日開局
一応、第一級アマチュア無線技士・第二級陸上無線技術士です
GL:PM95QV
A1 CLUB#1048
JARL QRP CLUB#864
FISTS#15065