先週のハムフェアで購入した、USBIF4CWを組み立てました。
なんとなく、「組み立てに時間がかかりそうだな・・・」と思いながらキットを開封したのですが、中を見て、部品の少なさに驚いてしまいました。
キットの内容はこれだけ(あとUSBケーブルも付属します)
そりゃそうだよね・・・大半がUSBマイコンで制御しているので、周辺部品は少ないはずです。
しかし、このキット、気合いが入っています。
プリント基板は起こしているし、ケースも専用ケース。
ケースは「タカチケースを加工しているのかな?」と思っていたのですが、このキット専用にケースを作っていました(サイズなどはタカチケースを参考にしている感じですが)
シルクも入っているので、できあがりは市販品のような感じになります。
基板に部品を実装し終えた状態。
で、キットを作り始めて、2時間で組み立て完了です。
完成はこんな感じ。
ショートチェックをし、組み立てに問題がないことを確認したら、PCと接続します。
USBケーブルを使い、PCと接続すると、HIDデバイスとして認識します。
で、USBIF4CW用のソフトを使うと、おお!制御しています。
USB-Keyerを使って動作確認中。
これで、コンテスト用のロギングソフトを使って、便利に運用することが出来ますよ。
実際に使うのは、いつになるかな・・・。
まずは、無線機と接続するケーブルを作らねば。
先週加工を行った、ゼロインインジケータ用ケース。
今日は、組み込み・配線を行いました。
で、できたのがこれ。
左が初号機。右が2号機。
初号機と2号機で、中の作りが違います(笑)
初号機の内容を、2号機にフィードバックさせたので、こんな感じになりました。
なので、2号機の方が納得できる作りになってます。
早速、使ってみます。
TS-680Vに接続して、動作確認中。
無事、動作をしました。
これで、CWのゼロインがしやすくなりますよ!
以前製作した、ゼロインインジケータのケース加工をしました。
いつもの工具で加工です。
基板を2枚作ったので、ケースも2つ加工です。
今回、ちょっと困ったのが、DCジャックのサイズとハンドリーマの長さ。
DCジャックに必要な穴径まであけようとすると、ハンドリーマの先がケースに当たってしまうのです。
で、苦肉の策でこんな感じに。
ゼロイン時に点灯するLED用の穴を、この位置まで移動です・・・。
まあ、表はLEDしか付かないし、LEDをセンターに持ってきても変な感じになるので、これでも良いかな。
配置はこんな感じになります。
今回は、ケース加工のみ。
次回、配線を行います。
6月21日に製作した、ゼロインインジケータの回路図を公開します!
回路図のPDFファイルは、ここ。
公開といっても、使用しているICである、NJM567のリファレンス回路のままですが(笑)
回路としては、難しいことはしていません。
大変だったのは、定数設計かな?
以下、定数設計の話。
接続する無線機は、ケンウッドのTS-680Vで、サイドトーン周波数が800Hzです。
また、いまどきの無線機だと、サイドトーンが650Hzだったりするらしいので、その辺も使えるように、検出周波数の範囲を400Hz~1,000Hzと決めます。
NJM567のデータシートから、検出周波数は以下のようになります。
fo=1/(1.07R1C1)
まず、C1は部品のサイズの関係から、0.1uFと仮決めします。
ここから抵抗値を逆算すると、400Hzで23364Ω、1,000Hzで9345Ωとなります。
1,000Hz時はちょうど良いのですが、400Hz時の抵抗値が大きすぎるので、コンデンサの値を0.15uFとして、再度計算します。
(データシートから、R1(この回路だとR1+RV1)を2kΩ~20kΩの間に設定する必要がある)
そうすると、400Hzで15576Ω、1,000Hzで6230Ωとなります。
範囲には収まりました。
で、15576Ω-6230Ω=9346Ωを可変させる必要があるので、可変抵抗を10kΩ、固定抵抗を6.2kΩとしました。
この結果、検出範囲は以下のようになります。
1004.9Hz~556.3Hz~384.6Hz
C2は0.47uFとしています。
これ、データシートからすると、かなり小さい値です・・・。
検出の帯域幅を、800Hzで10%にしようとすると、3.25uFという容量が必要になるのですが、サイズを小さくしたかったのと、後述C3の事もあり、小さくて、なるべく大きな容量の0.47uFを使用しています。
データシートからは、0.47uFを使用したときの帯域幅がわかりませんが、30%くらい行っているのかなぁ?
これ、1uFくらい使えば良かったかな・・・と後悔しています(汗)
実際に使用してみると、帯域幅がちょっと広い感じがします。
C1/C2は検出精度に影響を与えるので、温度特性を考え、フィルムコンデンサを使用します。
C3は、データシートからC3=2×C2で、0.47uF×2=0.94uFとなります。
結果からすると、1uFでも良さそうですが、いろいろな人の製作記事を読むと、反応が早すぎて、ノイズでも検出してしまうらしい。
なので、倍の値となる2.2uFとしました。
LEDは低電流タイプではないのですが、15mAとか流すと明るすぎたので、3mAまで減らしてあります。
あと、電源は、手持ちの電源ICの関係で、5Vとしています。
(会社で廃棄になった、NJM78L05を大量にもらってきたの)
データシートからすると、MAXで30mAも流れないようなので、問題なしです。
そうそう、音声信号は、TS-680VのACC2コネクタから取り出しています。
このコネクタから取り出すと、本体の音量とは無関係に、4.7kΩ終端で300mVが取り出せます。
今回の回路の場合、RV2の状態によって入力インピーダンスが変わってしまいますが、どちらにしてもハイインピーダンス受けなので、問題なしとしています。
ちなみに、カップリングコンデンサC4を0.1uFとしていますが、検出する周波数を400Hzから上としているので、問題なしです。
オーディオ用だと、低い周波数が聞こえなくなっちゃうけどね・・・。
というわけで、参考になったでしょうか?
「間違ってるよ!」とか「よくわらかん!」という方、コメント待ってます。
FISTS(国際モールス保存協会)の東アジア支部(FISTS EA)に入会しました。
会員番号は15065です。
入会した理由は、もちろん、モールス(CW)が好きだから。
本部がイギリスにあるので、会報などは英文で書かれているのですが、難しい英語ではないので、そんなに苦労はしません。
東アジア支部との連絡は、日本語でできますしね。
さあ、FISTSの会員にもなった事ですし、アクティビティを上げていきましょう。
常置場所・出身地は静岡県富士宮市(JCC1807)
1987年6月30日開局
一応、第一級アマチュア無線技士・第二級陸上無線技術士です
GL:PM95QV
A1 CLUB#1048
JARL QRP CLUB#864
FISTS#15065