先日紹介したDTR-192のバックライトを修理しました。
紹介したときから気づいていたのですが、久しぶりに通電したら、バックライトの左側が消えていました・・・。
当日の写真を見るとわかるのですが、こんな感じ。
当時の無線機は、麦球を光源にしているので、時間が経つと球が切れてしまいます。
で、バックライトを修理することにしたのですが、また球が切れたときに交換するのも面倒だし、白色LEDが実用になっているので、バックライトをLED化することにしました。
使用したLEDはこれ。
メーカ不明だけど、詳細の書いてある白色LEDと、それ用の制限抵抗。
白色LEDは、φ3mmで、鈴喜デンキで10本800円の物を購入しました。
制限抵抗が多いのは、明るさを調整できるようにするためです。
最初は、元の回路を生かし、制限抵抗1本、LED2個パラ接続としてみました。
Vfのバラツキがあるので、実際に測定して、バラツキを確認。
Vfのバラツキをそろえないと、片方のLEDに電流が集中してしまい、LEDが壊れてしまいます。
で、Vfを測定し、同じような値の物を使ってみたのですが、それでも、LEDが壊れた(汗)
どうしても、電流が偏ってしまうようです
LEDのパラ接続がダメだったので、おとなしく、LED1個に付き制限抵抗1本としました。
制限抵抗は、収縮チューブに入れて、こんな感じで取り付けました。
LEDがオレンジ色なのは、元々、麦球にかぶせてあった、オレンジ色のカバーを取り付けたからです。
で、組み立てて、バックライトを点灯させます。
おお、点灯しました。
上手く点灯したけど、中心部分に、「むら」ができてしまいました。
麦球みたいに、全方位に発光しないから、しょうがないですね・・・。
あと、オリジナルの状態より、オレンジ色が薄くなってしまいました(汗)
麦球は、オレンジ色の発光に、オレンジ色のカバーだったのですが、LEDの場合、白色の発光に、オレンジ色のカバーなので、オレンジ色が薄くなってしまいます。
実用上は問題ないので、これでOKでしょう。
これで、バックライト切れを気にせずに、この無線機を使えますよ!
久しぶりに、PCと接続してみようかな。
1200MHz帯オールモード無線機を引っ張り出してきました。
ICOMのIC-1271。1985年発売。当時の定価は168,000円。
1993年頃に、中古で入手しました。
オプションの内蔵電源が入っていて、なぜか、ATVユニットのI/Fだけが付いている状態で入手しています(ATVユニットTV-1200は持っていない)
で、現在は父親が使っているのですが、使用頻度が少ないので、私が使うことに。
「なぜ、1200MHz帯のオールモード?」と思われると思うのですが、コンテスト狙いです(笑)
どなたかのBlog(詳細失念)で書かれていたのですが、関東UHFコンテストとか、6m AND DOWNコンテストとか、VHF/UHF/SHFがメインのコンテストで、1200MHzのCW部門なら、参加人数が少なそうだし、有利かな・・・と思って。
新たに無線機を買うお金はないので、24年選手の、この無線機の登場です(笑)
が、しかし・・・久しぶりに電源を入れたら、動作がおかしい。
どうも、受信部分がおかしくなっているようです(涙)
強力な信号を受信しても、カスカスにしか聞こえないので、受信段のどこかがおかしいみたい(USB/CWは、受信させる信号がないので確認できていません・・・)
送信側は問題無さそうですが・・・。
う~む、修理に出す必要がありそうです。
この無線機、私の所に来てから、過去2回修理に出していて、今回出したら、3回目ですよ。
まあ、今回は、20年以上経っているし、経年劣化なんでしょうけどね。
というか、修理してもらえるんだろうか・・・。
とりあえず、修理に出そうかな。
ICOMの修理って、見積もりだけでも3,150円取られるのよねぇ(ここを参照)
そうそう、一緒に、直下型プリアンプのAG-1200も引っ張り出してきました。
ICOMのAG-1200。1993年頃購入。当時の定価は14,800円。
直下型プリなのに、室内で使っていたので状態はよいです。
ただ、ゴムのパッキンが劣化しているので、これから外に出して使うのは辛そうです(汗)
確認したところ、とりあえずは動いているようです(無線機側がおかしいので、しっかりと確認できない)
まずは、本体を修理に出さないと・・・。
で、IC-1271を引っ張り出したついでに、こんな無線機も引っ張り出してきました。
タスコのDTR-192。1994年頃に中古で入手。
9600bps対応TNC内蔵の無線機です。
倒産してしまったタスコの製品ですね・・・。
といっても、無線機部分はアツデンのPCS-7300Dで、TNCをタスコが作っています。
内部はこんな感じ。
底面のRF部分。
無線機側のマイコンは前面パネルに付いているので、ここはRF部だけがあるようです。
これを見て、「アツデンらしいなぁ」と感じるのは、私だけではないはず。
上面のTNC部分。
タスコのTNCが、ポツンと置いてあります。
そうなのです。
筐体の半分くらいがガラガラ(汗)
もう少し本体を小さくできたんじゃ・・・。
あと、なぜか、TNCのマイコンがザイログのZ80IPCに交換されています(中央のフラックスがたっぷりあるところ・・・)
製品なんだし、フラックスは取りましょうぜ。
タスコといえば、東芝のZ80をよく使っていたはずなので、当時話題(噂)になっていた、リセット問題のために交換したのでしょうか?
これを見る限り、手作業で交換しているよね・・・。
この無線機、技適登録機種ではないので、ブロックダイアグラムを書いて、TSSの認定を通す必要があります(汗)
取扱説明書が残っていたので、ブロックダイアグラムを書くのは問題ないのですが、TSSの認定を通したところで、使い道があるのか?!
現在の430MHz帯パケット通信って、どんな感じなんでしょうね?
狭山市の自宅に持って行って、ちょっと聞いてみましょう。
八重洲無線(現・バーテックススタンダード)のFT-41NDを修理しました。
これ、1993年11月に、父親が購入した物なのですが、数年後に周波数選択ダイヤル(下の写真の赤丸で囲んだところ)が操作できなくなり、そのまま、お蔵入りとなっていた物です。
この部分が使えないと、かなり不便です。
で、何となく、気分が乗ったので、修理開始です。
分解して、不良箇所を確認中。
最初、ロータリエンコーダ部分のハンダ不良かと思い、上の写真の状態まで分解したのです。
しかし、該当する部分や、その周辺回路を当たっても、改善の様子がない。
で、何回か組み立て・分解を繰り返すうちに、フレキ部分に問題があることを発見。
調べていったら、コネクタ部分のハンダ経年劣化のようでした。
これ、販売店で受信改造をしているのですが、そのときに、コネクタに無理な力でも加えたんじゃないのかなぁ?
その部分に、ハンダを加えたら、無事、復活しました。
これで、このハンディ機も、バリバリ使えますよ!
この無線機、私はほとんど使ったことが無く、FT-41NDという型番から、充電池専用の無線機だと思っていたのです。
しかし、今回の件で、この無線機の事を調べていたら、電池ケースが存在する事を知りました。
で、色々と物置を漁ってみたら、電池ケースを発見。
箱も見つかりました。
電池運用も出来る無線機だったのね・・・。
この無線機、影が薄いですねぇ。
色々調べているのですが、情報がほとんど無い。
あまり売れなかったのでしょうか。
明日から、7MHz帯が拡張になります。
で、先日も紹介したとおり、「FT-817NDの改造をお願いしなきゃな~」と思っていたのです。
しかし、とある所の情報で、バーテックススタンダードのFT-817NDは、2008年5月以降に販売された物は7MHz帯の拡張に対応済みとのこと。
私が購入したのが、2008年6月なので、ギリギリ対応済みの気配。
さっそく、ダミーロードをつないで、送信試験を行いました。
ダミーロードをつないで、7,200kHzで送信中。
おおっ!7MHz帯の拡張に対応しているではありませんか。
なんだ~、バーテックススタンダードに改造に出さなくても良いのね。
良かった良かった・・・。
ちなみに、ケンウッドのTS-680Vも、何も改造せずとも、7,200kHzまで電波を出すことができました。
ダミーロードをつないで、7,200kHzで送信中。
というか、保証認定の頃の昔の機種なので、7,500kHzまで電波が出ます(笑)
というわけで、明日からのバンド拡張も、すぐに対応できる状態となりました。
問題は、アンテナか・・・。
ああ、効率の良い7MHz帯のアンテナが欲しいなぁ。
常置場所・出身地は静岡県富士宮市(JCC1807)
1987年6月30日開局
一応、第一級アマチュア無線技士・第二級陸上無線技術士です
GL:PM95QV
A1 CLUB#1048
JARL QRP CLUB#864
FISTS#15065